今回のハワイ島滞在は1カ月。
私がハワイ島に来るたびに
いろんな場所や
人に出会わせてくれる Reikoさんが
日本に一時帰国されるので、
その間、彼女の家と猫ちゃんの
お世話をすることになった。
トラ子さんというその猫は
御年18歳。
もう歳をとっているのだから
好きなものを好きなように
食べて、寝て、暮らしている。
私は今まで猫を飼った
経験がなく、
どちらかと言えば、
昔大切にしていた
インコのピーちゃんを
野良猫にやられ
anti-猫派だった私。
そんな私が
ネコのお世話だなんて…
仲良くなれる自信はあまりなく、
一抹の不安を抱えながらも
トラ子さんとの
同居生活がスタート。
初日の夜は夜中から朝にかけて
餌をねだりに5回も起こされ
かなりの睡眠不足。
しかも、キャットフードは
お好みではないらしく、
本物のまぐろじゃないと
プイっと顔をそむけて食べない
( ゚Д゚)
それなら食うな!と
ネコを相手に本気で
怒りを感じている私。
そんな日が何日か続き、
せっかくのゆったり
ハワイ島生活が
ネコ一匹に大きく心を動かし、
イライラしている自分に
なんとも情けなさが
こみあげてくる。
トラ子さんからしてみれば
大好きなご主人がいなくて
淋しかったんだろう。
時間がたつにつれて
少しずつトラ子さんとも
打ち解けて、
なでなでしてみたり、
一緒にだらーっと過ごしてみたり、
コミュニケーションをとるようになると
夜中の「えさくれ」攻撃は
落ち着いてきた。
それでもトラ子さんは
必ず朝早くに起こしに来る。
しかも時間は決まっていない。
6時の時もあれば、
夜中の3時の時もある。
今日はゆっくり寝たいなぁ
という日に限って
朝早くからニャーニャー。
(しかもだんだんニャーから
ギャーに変わり、
最後は巻き舌でかなり
イカツイ鳴き方になる)
「なんでこんなに朝早くに!!」
といったん怒りのスイッチが入ると
なかなか消えてくれず、
結局「眠れなーい(*_*)」
と朝の4時から
活動を始めるはめになる。
そんな私を横目に(も見てない)
トラ子さんは餌を食べて満たされ
ぐーすか寝ている。
トラ子さんは一体私に
何を教えてくれているのだろう?
全くその答えはわからないまま
今回のハワイ島生活は
終わりをむかえた・・・