バリごはん

今回お世話になった宿、Ubud Wins Bungalow

でいただく、朝ごはんはまさに絶品。

毎朝、ヨガが終わって朝ごはんを食べに宿に戻るとき、

今日の朝ごはんは何かな~(^^♪

って、わくわくしながら原付バイクを走らせる。

朝から、ミーゴレン(インドネシア風焼きそば)やナシゴレン(チャーハン)

など、かなりガッツリ系の朝食を出してくれるので、

ランチは食べないでも十分腹いっぱい。

ワヤンさんが作る朝ごはんは毎回内容が違って、

いろんな種類のバリごはんが食べられた。

その中でも、ベスト3に入るのが、

 

「黒米のお粥(ブブールインジン)」

ブラックライスプディングともよばれていて、

おかゆなのに、かなりしっかりとお腹にたまり、

この日は夕食まで食べなくて平気なくらい、

一日中腹が減らなかった。

お味は、少し甘くてモチモチとした黒米のおかゆに、

ココナッツミルクがかかっていて、

甘みと塩分の両方を感じる、優しいけど不思議な味。

「バナナフリッター(ピサンゴレン)」

バナナの揚げドーナツに黒蜜をかけて食べる。

中のバナナはモンキーバナナで、酸味があり、甘さがしつこくない。

作りたてで、衣がサクサクしていて、もう最高。

バナナフリッターは友だちの大好物で、

その日の夜、彼女に会うことになっていたので、

おすそ分けしようと包んでおいたが、

10分後には、なくなっていた。

だって・・・

アツアツのうちに食べたほうが、バナナも喜ぶでしょう~

 

最後、やっぱりベスト1は「ナシゴレン」インドネシア風チャーハン。

チャーハンの上に目玉焼きがのっていて、

レストランでは一緒にエビせんがついてる、日本でも人気の一品。

私は日本人だからか、

米は日本のものが一番と思っていて、

外国に行ったら、ほとんど米は食べない。

バリ島でも、麺とかパンとか小麦で作られたものを食すことが多い。

でも、ワヤンさんのナシゴレン、本当に美味しかった!

ピリッと辛い(いやピリッとレベルではないかなりの辛さ)けど、

ほんのり甘いたれが付いていて、

小エビのような小魚?を揚げたトッピングの、

サクサク感がまた、たまらない。

しかも、この日はフルーツの王様、ドリアンも出してくれ、

朝からなんという贅沢三昧。

 

これらのメインに、さらにパパイヤやアボカド、

ドラゴンフルーツなどのフルーツの盛り合わせが毎回ついてくる。

ドリンクは、オーガニックのジンジャーレモングラスティを出してくれ、

飲むと身体がポカポカしてくる。

ワヤンさんの朝食のおかげで、

毎朝、本当に幸せな気分になった。

 

食べ物って、味はもちろん大事なんだけど、

どんな人が作るかも私にとっては重要なんだなって

今回のバリ島で特に感じた。

今までは、おなかを壊すのではないかと、ちょっと苦手に思っていた屋台飯が、

それを提供する人と話しながら食べたら、

「すんごく美味しい!」って思ったり。

逆に、お店の雰囲気や接客が「ん??」と思うところでは、

何か満たされない感じがして、食べた気がしなかったり、

ようするに、私の味覚ってたいして発達していなくて、

人柄とか雰囲気で味を感じているんだろうな。

 

「食べること」は「生きること」。

何を食べるのか、だれと食べるのか、どんな気持ちでいただくのか、

一口ひとくち、大事にして身体の中に入れたいものだ。